# 3. MIDIトランスポート

# 3.1 MIDI 1.0 および MIDI 2.0 対応トランスポートにおけるMIDI-CI

MIDI 2.0策定時の大きな目標の1つは、既存のMIDI 1.0トランスポートにおいても双方向通信を導入し、ユーザーエクスペリエンスを向上することであった。

MIDI-CI Discovery、Profile、Property Exchange、およびProcess Inquiryは、MID 1.0規格のSystem Exclusiveメッセージを利用して実装されているため、MIDI-CI はMIDI 2.0対応トランスポートだけでなく、既存の MIDI 1.0 トランスポート (5 PIN DIN、USB MIDI 1.0、RTP MIDI、Bluetooth MIDI、Web MIDI など) に実装可能である。

# 3.2 MIDI 2.0対応トランスポートにおけるUMPメッセージ

すべての MIDI 2.0 対応トランスポートは、UMPフォーマットでMIDIメッセージを表現する。 「Universal MIDI Packet (UMP) Format and MIDI 2.0 Protocol」規格において定義されているすべての機能は、UMPデータフォーマットに対応したMIDI 2.0対応トランスポートが必須となる。

Last Updated: 2024/8/1 23:51:04